「イーサリアムのガス代が高すぎる」「送金が遅くてイライラする」
仮想通貨を触っていると、必ずこの壁にぶつかりますよね。この問題を解決する切り札として開発されている技術が「シャーディング(Sharding)」です。
難しそうな専門用語に見えますが、仕組みは「スーパーのレジ」と同じ。これを知れば、なぜ今後ETHや新しいチェーンが伸びるのか、その理由がはっきりと分かります。
シャーディングを一言でいうと?
シャーディングとは、「ブロックチェーンを分割して、並行処理することで処理能力を爆発的に高める技術」のことです。


スーパーのレジで考える「処理の分散」
シャーディングの仕組みは、スーパーマーケットのレジに例えると非常に分かりやすくなります。
- 従来のブロックチェーン(ビットコインなど):
レジが1つしかありません。お客さんが100人いたら、100人全員が1列に並びます。前の人が終わらないと次は進めません。これが「渋滞(スケーラビリティ問題)」の原因です。 - シャーディング導入後:
レジを64個(またはそれ以上)に増やします。お客さんをグループ分けして、それぞれのレジで同時に会計を済ませます。
これによって、全体の待ち時間が劇的に減り、一度に多くのお客さん(トランザクション)を捌けるようになるのです。

シャーディングによる並列処理のイメージ
技術的なリスクとセキュリティ課題
「じゃあ、すべての仮想通貨でシャーディングをすればいいじゃないか」と思いますよね。しかし、これには高い技術力とリスク管理が必要です。
⚠ シャーディングの課題
- セキュリティの分散: ネットワークを分割するため、1つの「シャード(分割された区画)」あたりの守りが手薄になり、攻撃されやすくなるリスクがあります(1%攻撃など)。
- 実装の複雑さ: イーサリアムでも実装に何年もかかっているほど、技術的に非常に難易度が高いです。
特にイーサリアムなどの大型アップグレード前後は、システムが不安定になったり、予期せぬバグが発生したりする可能性もゼロではありません。
技術の進化は歓迎すべきですが、「自分の資産は自分で守る」意識は常に必要です。
特に、取引所に預けたままにしていると、開発中の混乱や取引所側のトラブルに巻き込まれるリスクがあります。長期保有のETHなどは、ネットワークから切り離されたハードウェアウォレットで保管するのが、プロの投資家の常識です。
⚠ FTX事件の教訓を忘れていませんか?
技術的な過渡期には何が起こるかわかりません。大切な資産は「コールドウォレット」で物理的に隔離しましょう。 世界標準の「Ledger」をAmazonで見る
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シャーディングのまとめ
- ブロックチェーンを分割して並行処理する技術
- 導入されれば「ガス代削減」「速度向上」が期待できる
- 技術は複雑。アップグレード時は資産管理に注意が必要
シャーディング技術を採用している銘柄(NEAR, Zilliqaなど)や、イーサリアムの今後のアップデートに注目が集まっています。最新のトレンドを追うために、まずは国内取引所だけでなく、取扱銘柄の多い海外取引所の口座も準備しておきましょう。