市場概況:ビットコイン9万ドル割れ、市場全体が調整局面に
12月6日夕方の仮想通貨市場は、全面安の展開となっています。ビットコイン(BTC)は心理的節目である9万ドルを割り込み、現在13,872,228円($89,291)前後で推移しており、過去24時間で約3%の下落を記録しました。イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などの主要アルトコインも連れ安となっています。
下落の背景:なぜ市場は下落したのか?
今回の下落は、複数のネガティブ要因が重なった結果と考えられます。主な要因を以下にまとめました。
1. ビットコイン現物ETFからの継続的な資金流出
市場の大きな懸念材料となっているのが、ブラックロックのETFをはじめとするビットコイン現物ETFからの大規模な資金流出です。報道によると、機関投資家による売りが続いており、これが上昇トレンドへの回帰を困難にしています。ETFからの資金流出は、市場心理を冷え込ませる直接的な要因となっています。
2. 5億ドル規模の大量清算
ビットコインが9万ドルを割り込んだことで、レバレッジをかけたロングポジション(買いポジション)の大量清算が発生しました。報道によれば、約5億ドル規模のポジションが強制的に決済され、これが下落をさらに加速させる一因となりました。
3. 米国の規制動向への警戒感
米国の規制に関する不透明感も市場の上値を重くしています。仮想通貨市場の構造を定める「クラリティ法案」の審議が遅れているほか、米国財務省がDeFiプロトコルに顧客確認(KYC)を義務付ける動きを見せており、規制強化への警戒感が投資家心理を慎重にさせています。
主要アルトコインの動向
アルトコイン市場も厳しい状況が続いています。
- イーサリアム (ETH): 468,405円($3,014.97)と、24時間で4.4%以上の大幅な下落を見せています。
- リップル (XRP): 313.64円($2.02)と、約3%の下落。一部では「暴落は買いの機会」との見方もありますが、市場全体の地合いに押されている状況です。
- ソラナ (SOL): 20,515円($132.05)で、こちらも4.4%超の下落となっています。
短期的には、ビットコイン現物ETFへの資金フローの回復と、マクロ経済指標が市場の方向性を占う鍵となりそうです。引き続き、規制関連のニュースにも注意が必要です。