市場概況: 「急落の一服」と「XRPへの資金集中」
ビットコインは87,000ドル台で下げ止まりの様相を見せていますが、市場の主役は完全にリップル(XRP)へ移っています。 「ハイテク株安・バブル懸念」による全体的なリスクオフ(回避)ムードの中で、特定の好材料がある銘柄だけが買われる「資金の選別」がより鮮明になっています。
1. ビットコイン (BTC): 87,000ドル台での攻防
- 状況: 昨日の88,000ドル台からは若干値を下げましたが、一昨日のパニック的な売り(86,000ドル割れ)からは立ち直り、底堅さを維持しています。
- 背景: 市場には依然として「恐怖(Extreme Fear)」の心理が残っていますが、売り圧力のピークは越えたと見られます。現在は、次の方向感(9万ドル復帰か、再度の下落か)を見極めるための「様子見(レンジ相場)」に入っています。
- 円建て: 1,360万円台。引き続き円安がクッションとなり、日本円での評価額は大きく崩れていません。
2. リップル (XRP): ETF開始による「独り勝ち」
- 価格: $2.20 (約 342円)
- 特筆事項: 他の主要通貨が横ばい〜下落となる中、XRPは高値を維持しています。
- 上昇の理由: 11月24〜25日にかけて米国で開始された「XRP現物ETF(フランクリン・テンプルトン社やグレースケール社など)」の取引開始が決定的な要因です。 これまでビットコインに向かっていた機関投資家の資金の一部が、新たな投資先として、規制面での懸念が晴れたXRPへシフト(ローテーション)しています。
3. イーサリアム (ETH) & ソラナ (SOL): 蚊帳の外
- ETH ($2,939) & SOL ($137.6): 両者とも戻りが鈍い状況が続いています。
- ETH: 3,000ドルの壁が厚く、ビットコインの停滞に付き合わされている形です。
- SOL: 本来なら反発力が高い銘柄ですが、現在の市場の関心が「ミーム/ハイテク系(SOLの得意分野)」から「実需/規制クリア系(XRP)」へ移っているため、資金流入が後回しにされています。
本日の注目ポイント
市場は「ビットコインの安定」と「XRPの単独上昇」という2つの異なるテーマで動いています。
- ビットコインのサポート: $86,000を割らずに今週を乗り切れるか。
- 資金循環: XRPに集まった利益が、遅れてETHやSOLに還流(循環物色)してくるか、それともXRPだけが上がり続けるか。